いま、パチンコに行くこと
いま、コロナで大変な時期です。
こんな時にパチンコ?
頭おかしいんじゃないの?
世間の人はそう言うと思います。
人に迷惑をかけることが分からないのか、なぜ我慢しないのか、自分が楽しければ何でもいいのか。
ニュースのインタビューで出てきたおじさんは、暇だからさあ家にいても、と悪びれた様子もなく言ってました。
私はそのおじさんには特に意見を持ちません。なんかどうでもいいです。
私が気にかかるのは、こんな時にパチンコ屋に行ってしまうギャンブル依存症の仲間のことです。
自粛しなければいけないのは分かってる
コロナに感染するのは怖い
家族も大切な人もいるのに
後悔に襲われながら、泣きながら、怯えながら、打つのをやめられない
その人がギャンブルをやめたいと強く思っていて、それでも、今の状況があってもやめられないのなら依存症ではと思います。
その人は、誰よりも、世間や周りの人の誰よりも自分を責めているのではないかと思います。
私だったら、そうだと思うのです。
私がもし今ギャンブルの真っ只中にいたら、理性的な考えで大人しく家に居たか?
疑問です。
辛くなったら逃げる。
それが私でした。
何の解決にもならないのは分かっていても、パチンコに逃げることしか浮かばなかった。
そして打てば止まらなくなる。
打ちたくて打ちたくて、気が狂いそうでのたうち回る感覚を思い出すと、自制心では止めることは出来なかったとつくづく思います。
私はギャンブル依存症です。
いつ、またギャンブルをして、暗い所に転げ落ちていくか分かりません。
それは一生です。治ったはありません。
だからギャンブルをやめたいと心から叫んでいる仲間がいたら、
一緒に、今日一日、賭けない日を過ごそうよ、と言いたいです。
いま、苦しんでいる仲間に何が出来るのか。
私は自分の回復に取り組みながら、出来ることを探していこうと思います。